アップサイクルで世界に一つ、心の充足を

コラム

最近我が家でハマっているのが「アップサイクル」。

いえ、本当はこれまでも何気なくしてきたことが、この「アップサイクル」だったことに気づき、にわかに言葉を使いたがっているのが正確なところです。


「リサイクル」とも「リユース」とも違う「アップサイクル」は、これまでにも存在していたサスティナブル(持続可能)なものづくりの考え方です日本でも浸透している「リサイクル」は再循環。一方「アップサイクル」とは、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いより良いモノを生み出すことを目的としています。

改めて聞くと、なんだかワクワクしませんか?

例えば、海辺に辿り着いたシーグラスを拾ってきてガラス瓶に飾り付けてみたり、海外物の空き缶や空き瓶にペンなどステーショナリーを入れてみたり。このように難しいことではなく、日常の暮らしの中で不要になったものを別の方法で再利用されたことはあるのではないでしょうか。

本格的なリサイクルによる製品のアップグレードは、ファッションやインテリア等の領域で、色や形のデザインに工夫がされている事がわかります。英語圏の国々では数年前からちょっとしたムーブメントになっていて、トラックの幌布、自動車のシートベルト、自転車のチューブなどから実用的でデザイン性が高いバッグを作ったり、軍用の布製品などの古い素材をカジュアル服飾品として蘇らせるなど、いくつものブランドが検索できるでしょう。

リサイクルでは、溶かしたりプレスをかけたりして元の形状は残さず、原料を取り出してそれを再利用しますが、製品の形状やパーツを生かして新しいものを作るアップサイクルは、デザインを考え手をかけるので、とても愛着ある世界で一つのものが出来上がるのですね。

画像は我が家のリフォームで端材となったツーバイフォーの木材を、切って貼って塗装して、生きるSDGsとも言える多温植物を植え込み、インテリア小物にしたものです。アップサイクル、今の社会の気分に合うと思いませんか?

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