「妊活中なのですが、アロマを使っていいですか?」
時折いただくご質問です。
妊婦さん向けのアロマ&ハーブ講習や、産婦さんへのトリートメント提供、また海外で不妊治療に関わってこられたドクターの帰国後の開院をお手伝いした経験などから、アロマを享受するメリットを実感しています。
妊活中は「妊娠」することにフォーカスしがちで、知らぬうちにそれがストレス過多になることがあります。
妊娠や出産をする女性のカラダに大切なのは「精神安定」、と聞いたこともあるでしょう。
日常に心地よい香りを取り入れることで、ストレス過多や疲労で乱れた、自律神経・ホルモンバランス・免疫機能を整えることができます。
妊活中ということは、めでたくご妊娠された初期の時にはそれを知らずにいる場合もあるでしょうから、妊娠中は禁忌という精油はあらかじめ避けておく方が良いかもしれませんが、香りを空間に漂わせて楽しむ「芳香浴」をお奨めするので、その場合はあまり神経質にならず、何よりもご自身が「心地よい」と感じる香りを使うことが大切です。
マッサージ用の植物油に精油を入れて、セルフトリートメントするのも良いですが、日常に気軽に取り入れられ、また体内に精油を取り込まない点で、マタニティ講習でも「芳香浴」をお奨めしています。
今お気に入りの香りがあれば、まずはそちらをお使いいただいて宜しいです。
何が良いかわからない、とか、これから精油を買ってみよう、とされている方でしたら、次の3つはいかがでしょう。ブレンドしても良いですね。
*ラベンダー*
鎮静作用で知られており、ストレスで緊張した心と身体をリラックスさせます。爽やかな甘さは、メンズフレグランスに使われることもあるので、ご家族がいらっしゃる空間にも受け入れ易いようです。
*スィート・オレンジ*
オレンジを召し上がる時、皮から立ち上る香りそのままです。気持ちを丸くさせ、明るく前向きな気持ちに導いてくれます。質の高い睡眠を得られるという研究報告もあります。
*ゼラニウム*
ローズに似た香りですが、花ではなく葉から得た香りです。心と身体の両面に対してバランスを整える作用があります。
もちろんこれ以外でも嗅いでみてピンとくるものなら、本能がOKを出しているサインです。
逆にそれまで気に入っていても好みが変わったり、他から勧められたけど苦手に感じる香りは、今の状態にウェルカムではないというお知らせでしょう。