アロマテラピーとアロマセラピー、どう違う?

ラベンダー アロマ

アロマテラピーに関する講師をするようになって17年になります。
専門スクールはもちろん、一般企業や保護者会などの場で多くの方々にお目にかかる中で、「アロマテラピー」と「アロマセラピー」の違いをお話しする機会があります。

どう違うと思いますか?

結論から言えば、どちらも同じことを指しています。

AROMATHERAPYを日本語に訳すと「芳香療法」となります。

外国語を日本語に直した時の表記の違いで、どちらかというと「アロマテラピー」は仏語的、「アロマセラピー」は英語的ということですから、一般的に使うにはどちらでもよろしいでしょう。

しかしながら、アロマ業界の中では微妙なニュアンスの違いがあります。

日本国内の最大のアロマテラピー団体である「公益社団法人日本アロマ環境協会(略称AEAJ)」は、1995年に日本アロマテラピー協会として発足し、アロマテラピーの普及や啓蒙のための活動を始めています。


アロマテラピーの目的は
●心と身体のリラックスやリフレッシュを促す
●心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす
●心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す
もので、医療行為、治療行為ではないと定義しています。

(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマを楽しむ | アロマテラピーとは

そこで「治療行為」として広く使われている「セラピー」という言葉ではなく「テラピー」という表現を選択したのでしょう。

一方、「アロマセラピー」という呼び方は、日本国内では医療従事者を中心に使われています。
「日本アロマセラピー学会」は、医療従事者を中心に、医療行為としてのアロマの研究などをすすめています。
エビデンスを重視する医療現場での使用、認知浸透は容易ではありませんが、近年では認知症予防に香りを用いる手法が話題となりました。
芳香療法で用いられる「精油」は、今や専門店のみならず多くのショップで扱われるているので、気軽に手に入れられるようになりました。

ただし、とても高濃度な物質なので使用には一定の注意が必要なことに、ご留意下さいね。

(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマを楽しむ | アロマテラピーとは | 安全に楽しむために
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